1/25,28市民が大阪市と団体協議 命そっちのけの「一元化」条例を追及―まずコロナ検査拡大だ&2月介護事業所アンケート(平和と民主主義をともにつくる会・大阪)

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つくる会・大阪が大阪市と交渉

平和と民主主義をともにつくる会・大阪」は1月25・28日、大阪市と団体協議(交渉)を持ちました。

港湾局、建設局、都市計画局、IR推進局

25日はまず港湾局、建設局、都市計画局、IR推進局。コロナ禍で市財政が637億円も減収する中、カジノ推進のための夢洲(ゆめしま)埋め立ては中断を要請。工事費用756億円も増加が報道され、さらなる費用増もあるのでは、と追及すると、市側は地震や液状化などへの対策と開き直る。費用増加の可能性は否定できず、大型開発に市民の税金をつぎ込む姿勢に参加者はいっそう憤りました。

健康局、福祉局

続いて健康局と福祉局との協議では、大阪市が発表した2万人規模の特別養護老人ホームや老健施設スタッフへの行政検査について質問しました。小規模デイサービスや通所施設は除かれスタッフ6万人のうち2万人だけ。利用者も対象外だ。早急な検査拡大を訴えました。検査は進まない一方でワクチン準備のみ進める健康局に「行政検査や社会的検査の拡充が先」と強く求めました。

副首都推進局、経済戦略局

28日は、副首都推進局、経済戦略局と協議。「広域行政一元化」「総合区」条例案などについて、府に移管する7分野の事業内容や担当部署などをただしたが、一切答えられない。「『一元化条例』は『理念条例』のようなもの」の回答にみなあきれる。そんな条例を維新・公明議員で強行、4月施行という民意無視の暴走に抗議が噴出した。

看護師のOさんは「コロナで大変な時期に、なぜ都構想などにこだわるのか理解できない。娘も看護師として十三(じゅうそう)市民病院で働いてる。退職者も多く、自身もタクシー乗車拒否に会いながらも必死に踏ん張っている。だからこそ、コロナ収束に懸命に取り組んでほしい」。切実な声に、担当も神妙な面持ちでうなづきました。

コロナ死亡者ワースト、医療ひっ迫状況もそっちのけで「一元化」「総合区」に邁進する市。市民の切実な声を何度でもぶつけ、変えさせるしかない―参加者は改めて確認しました。

(総合区案の2月議会提出は見送られました)

介護事業所アンケート

2月18日山川会のとりくみで介護事業所アンケートのお願いに城東区の介護関係の事業所への訪問活動を行いました。参加者7名で3グループに分かれて徒歩や自転車で廻りました。35箇所まわり、2件は閉鎖、8箇所は留守でポストに投函。25件に話しをしました。

初めてのとりくみでしたが趣旨をきいてくださり、多くが預かってくれたり、話しができたところもありました。デイサービスやケアプランセンター、訪問介護事業所など小さなところが多く、プラスチック手袋が不足していたり、熱が出たときの対応や、陽性がでたら閉めなくてはいけなくなるなど大変な思いをされてることなども感じられたとの報告もありました。すでに2件返送がありました。今後の大阪市要請などに集まった現場の声を届けていきたいと思います。

アンケートのお願い

介護や福祉の施設・事業所に働く皆様へ

私たちは城東区を中心に安心して暮らせる大阪市を市民の力でつくろうと活動している市民団体です。

エッセンシャルワーカーとして働く皆様は日々大変な状況で働いておられることと思います。

大阪はコロナ感染拡大で大変な状況になっていますが。私たちは昨年より大阪市や政府に対して市民の声を集め、感染防止策やコロナの影響に対する様々な対策などを求めてきました。特に感染対策に真剣に取り組むよう、全国的にみても少ないPCR検査の実施の拡大などを要請してきました。

市民の声に大阪市も遅ればせながら、高齢者施設へのPCR検査の実施をしようとしていますが、順番があるとして、高齢者施設職員約6万人のうち今回は特養や老健施設などの2万人のみとしており、デイサービスや訪問介護他は実施のめどもまだ明らかでありません。障碍者や児童の施設なども同様です。大阪でも多くの感染者が自宅での療養を強いられ、急変して亡くなる方も増えています。早急にPCR検査の拡大と医療体制の拡充が求められます。

高齢者や福祉の施設・事業所などの現状や要望を集めて大阪市や政府に届け、命を守り、より一層安心して暮らせる対策の実施を求めていきたいと考えています。

アンケートにぜひご協力をお願いします(よろしければその後の報告やご案内もさせていただきます)。
(集計は個別施設名等を出さずすべて匿名扱いとさせていただきます。)

平和と民主主義をともにつくる会・大阪

高齢者介護及び福祉施設へのコロナアンケート
(あてはまるものに〇、及び記述をお願いします。)

施設の種類(       ) 
職員数(約   人)
利用者(約    人)    

<1>コロナ禍の中で様々な影響について

A 衛生備品などの経費について
1、増えた  例年の(   )倍     2、 減った又は変化なし 

B 経営収入への影響について 
1、 収入が減った(約    %減)    2、増えた又は変化なし
その理由  (                            )

C 職員への影響はありましたか
1 給与や手当が減った  2 心身の負担が増えた 3 感染の不安を感じる4 職員が辞めた    その他(                  )

<2>
A 感染者または濃厚接触者がでたことはありましたか。
1 ある    2 ない

B ある場合どのような対応をしましたか
PCR検査実施(     人)
(                 )  

C  対応で困ったことは?
(              )

<3>大阪市は2月より特養などの高齢者施設の職員へ公費でのPCR検査の2週間に1回の実施を発表しましたがそれについてどう思いますか

A  1希望する 理由(    )2希望しない 理由(    )        

B   PCR検査について対象はどれがいいと思いますか?   
1 職員だけ    2 職員と利用者    3 希望するすべての市民

C PCR検査についてやり方など要望がありますか
(                     )

<4>大阪市または政府に要求したいことはなんですか?
1 PCR検査を誰でも早く受けられるようにしてほしい
2 備品がまだ足りない
3 経費負担や収入減への補償をしてほしい
4 職員への危険手当などの支給
5経営が安定するように介護報酬をあげてほしい
6 職員の処遇改善をしてほしい
7 人手不足を解消してほしい
8 感染対策やクラスター発生時などの指導や相談をきめ細かくしてほしい。
9 介護保険料の軽減
10 介護保険制度の改善(公費負担をふやす)
その他(                 )

<5>その他困っておられることや意見など自由に
(            )

よろしければご連絡先(          )

ありがとうございました。