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彼らは毎日我々に嫌がらせをし侮辱する
職場からアメリカ軍を追い出すのを助けてもらいたい

ヤナール・モハンメド イラク女性自由協会  2005年11月14日
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

「アメリカ軍は私たちの職場に侵入してきて駐屯地に変えてしまった。彼らは職場で理不尽な基準で私たちを侮辱する。彼らは進んで私たちを軍靴で踏みつぶし、ほんの些細なことで我々を投獄する……。私たちが毎日の屈辱から逃れ出るのを手伝ってもらいたい。職場からアメリカ軍を追い出す手助けをしてほしい。」

インティサルとアースラは毎日の仕事の最も通常の仕事に就いている時にアメリカ軍によって拘束された。彼女たちは謝罪もこんなことが再び起こらないと言う約束もなしに、2日後に釈放された。

バグダッドから南西に2時間行った所にあるアル・ムサヤブ市では、アメリカ軍が何百人もの労働者のいる職場を遠慮なく支配して彼らの軍事駐留地に変えてしまった。彼らはアル・ムサヤブの発電所に駐留したが、彼らの駐留を何百人もの女性や男性の日々受ける侮辱の源泉に変えるばかりであった。アメリカ軍は人々を毎日の捜査にさらし、携帯電話を没収し、スペア・パーツを探しに倉庫に入った人々を逮捕するのである。

アメリカ軍がテロリストのレジスタンス攻撃を引き寄せるために、発電所はもはや安全な働き場ではなくなっている。発電所の生産性は半分に減少し、アル・ムサヤブ市を耐え難い電力不足にしてしまった。何百人もの勤労女性・男性がアメリカ軍兵士の命令と脅迫と嫌がらせの憐れみの下に置かれている。

インティサール・モハンメドとアースラ・ムニール・サードウンは、日常の仕事に従事している時に他の4人の労働者と共に2日間投獄された。インティサールとアースラにはみなさんの支援が必要である。

「アメリカ軍は私たちの職場を軍事基地と戦場に変えてしまった。アメリカ軍は去らなければならない。我々には尊厳をもって生活し労働をする事が必要だ。」

彼女たちの要求を支援しよう。アメリカ軍はイラク人の生活から撤退する手始めにアル・ムサヤブ発電所から出て行かなければならない。我々の職場と都市に対するこの破壊的な占領を非難する手紙をeメールで送ろう。アメリカ軍は即時出ていかなければならない。

現在のフランス全土での抗議行動についてのイラク労働者共産党海外組織の声明

イラク労働者共産党 2005年11月9日
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

約2週間にわたって暴動と暴力的な衝突がフランス全土の多数の都市を覆っている。こうした事態は世界のマスコミから「貧しい民衆の反乱」や「不満を持つ民衆の反乱」などと描かれてきた。この間、郊外は夜間の戦場となり警察隊と生活状況に不満な何百人もの若者との間の武力衝突の場に変わっている。何百台もの車やバスや商店がこうした抗議行動の中で燃え上がらされた。

パリや他の多数のフランスの大都市では大多数がアフリカ系やアラブ系の移民である極端に窮乏し貧困な郊外が、孤立し、隔離され、窮乏化し職もないまま放置されていると感じている若者の反抗のための戦場になった。暴動は、阻害化の政策に対する、そして貧困化と社会サービスの欠如と将来の不安定さに対する、不満の結果である。それは社会が2つの完全に異なり対照的な世界になっているという感情によって引き起こされた激しい怒りの結果である。豪華な郊外や過大な富や浪費的な生活様式から数分も隔てていない所に、困窮と飢餓と失業と経済的な安定の欠如と屈辱的な人種差別の郊外が存在するのだ。この怒りが何十年にもわたって積み重なり、今突然爆発したのである。憤激は非常に深く学校や幼稚園でさえ破壊からまぬがれなかった。

フランスで起こったことは、この繁栄した世界で威厳を保ち繁栄した生活を手に入れる希望を失った人々の反発である。それは、こうした人々の生活状況に対する歴代政府の政策と攻撃に対する答えである。それは、ゲットー化と隔離といわゆる同化の政策に対する答えなのだ!それは、我慢ができなくなった絶望的な民衆の憤激である。フランス政府にこの事態の責任がある。

現在の暴動の背後にある本当の原因は、資本主義とその政府によって民衆に押しつけられている野蛮な状況なのである。この暴動は資本主義によって民衆に押しつけられた体制と生活様式の結果である。

こうした苦難の全ては、この本末転倒した体制によって生み出された抑圧と不平等と不公正によって支配された現代社会の産物である。貧困者はこの極端に不公正な世界に抗議する以外の選択肢を持たない。

しかしながら、徹底的に人間的な立場に立った平等主義の運動、つまり社会主義運動と意識性が存在しないところでは、ゆがんだ意識がはびこるだろう。氏族主義や民族主義やイスラム主義の感情が増大する地盤ができるだろう。イスラム主義運動が状況を「ムスリム」や「アラブ人」や「アフリカ人」に対する攻撃だと描き出すことによってこれらの抗議をいかに利用しようとしているかを我々は見ている。かくて彼らはこの抑圧とそれへの抗議に対してイスラム主義や民族主義や部族主義であると性格づけをするのだ。

今回の事態は様々なフランスの都市の不満を持った大衆の権利や社会サービスの欠落や肩に掛かっている他の苦難に対する抗議なのであり、反動的で欺瞞的なイスラムや民族や部族の出自とは何の関係もない。実際に、有能な共産主義運動が存在しなければ、どんな反動的なファシストの運動でも困窮した民衆の抗議を利用して、こうした困窮した民衆に全面的に敵対する彼らの戦線を強化することができるのである。

社会の困窮した民衆は自らの生活を改善する一つの選択肢を持っているのであり、それは繁栄や自由や自らの勢力と組織を求めている大衆の先頭に立つ人間的な戦線のまわりに結集することである。フランスにおける困窮した民衆の戦線は、労働者や進歩的で人間性の立場に立った平等主義で自由を愛するフランスの組織で構成されている。困窮した民衆の戦線は、フランスの困窮した民衆の利益に鋭く対立して自らの利益に奉仕させるために現在の状況を利用するイスラムの教主や民族主義者どもによっては代表されない。フランスの困窮した民衆の正当な要求を勝ち取る闘いの中で、人間としての出自が、欺瞞的で反動的な出自に対抗して鮮明にされていなければならない。フランスの困窮した民衆の抗議は、人間性の立場に立つことが共産主義の代案にとって今日緊急に必要なものであると言うことを再度示している。

表現の自由がイスラム主義者によって攻撃されている!

ホウザン・マフマウド[イラク女性自由協会] 2005年11月1日
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

政治化した宗教は−どんな宗派であれ−人間が自由に考えたり理性を持ったり自覚的な意志を持つ場所を残さない。これは純然とした事実であるが、はっきりと述べておくことが必要である。世界を作り上げる人類の自覚的な能力に代わって、我々は想像上の「神」に従わされるのである。特にイスラム教の場合、女性の抑圧と頑迷な家父長制の象徴となってきたはるか昔に死んだ「予言者[マホメット]」に従う生活をするように運命づけられているのである。

デンマークの新聞のジレンズ・ポステンは最近、預言者マホメット[モハンマド]の12種類の様々な肖像画についての記事を掲載した。この事がグループと国家の両方の形態をとってイスラム政治勢力からの激しい反発を引き起こした。その共通項は−こうした抗議者たちの相対的な規模や政治的な重要性がどういうものであれ−予言者を描くために、あの人間の能力の最も本質的なもの−想像力−を使うことができないのだと全ての人々が説教をすると言う所である。イスラム主義者が強調するところでは、マホメットは肖像画を描かせることは決してなかった、だから−自明のこととして−マホメットを絵に描くことはイスラムに反する行為、つまり冒涜である、というのである。

デンマークのイスラム政治勢力はこの点で孤立してこなかった。すなわち、イランやトルコやクウェートやサウジアラビアやモロッコやパキスタンなどの国々の大使が異議を唱えたのである。彼らはデンマークの首相に抗議の手紙を送りつけ、この新聞を非難して断固として取り締まれと要求したのである。

これは驚くことではない。中東のイスラム主義者グループやイスラム主義国家から直接得た苦々しい経験を持つ我々にとって、それは重苦しいまでにありふれた話なのである。これは世界のこの地域の人々に対する凶暴な反平等主義による支配を維持する方法のための一つの型なのである。

イスラムを「例外的な宗教」にすることによって−予言者の肖像を描くということはもちろん、イスラムを穏やかに批判する権利さえも誰も持っていないとはっきりと示唆して−、実際にはどんな急進的な異議を唱える声に対しても猿ぐつわがはめられる。社会の中の狂信という抑圧の覆いに反対する声を上げたがっている人々が沈黙させられる。

野蛮な事実だが、最近20年間のイスラムは−現代中東においてである−人々が女性を殺害し、投石による刑罰を加え、投獄し、ベールをかぶらせ、ブルカの着用を強制することを正当化してきた。女性はイスラム政治勢力の名によって投獄される−それはすなわち全人類に対する犯罪である。

被害を受けてきたのは女性だけではない。あらゆる種類の進歩主義者や政教分離主義者が、イスラム主義者が人間の個人の領域や、信仰や信仰が自らの生活にどのように影響を与えるかについて決定する権利に対して、イスラム政治勢力が侵入していることに異議を申し立ててきたと言うだけで迫害を受けてきた。権力に就いたイスラム主義者はシャリア法に従って支配をする。シャリア法は女性の抑圧とあらゆる種類の民主的権利の弾圧を制度化する。しかしながら、この反動的な政治潮流が権力を握る機会がないヨーロッパにおいては、いわゆる「選択の自由」が引き合いに出されて、少女に対してベールを押しつけ、「表現の自由」が引き合いに出されてモスクや宗教学校を開いて洗脳された若者の世代を育て、社会に対して彼らの真実を語りたがっている我々を沈黙させる。

政教分離主義の女性である我々の多くは、自分たちが解放されていて、政教分離主義であり、自らの頭脳を使って考え決定し自ら欲する生き方をしているという単純な事実のゆえに、イスラム主義者によって殺害の脅迫を受けて生活している。我々は彼らの支配を受け入れないし、実際に彼らが我々を支配していることに疑問を提示し立ち向かう。彼らはヨーロッパの場においても我々に対して自分たちの考えを押しつけようとする。誰かがイスラム教について何か批判的なことをあえて言っても、「イスラム嫌悪」、あるいは「人種差別主義者」であるとさえレッテルを貼られる。これは対話に参加するのではなく批判を沈黙させるための戦術なのである。

しかし、今やイラクの私たちのような女性は、テロ・ギャングどもから毎日脅迫を受けながらも、イスラム政治勢力に遠慮会釈なく反対する女性の組織を結成している。我々の組織であるイラク女性自由協会はイラクにおけるイスラム主義者と彼らの女性に対する犯罪について暴露してきた。この事は我々民衆の中にある政教分離と自由な思考の可能性を示している。イラク国内外のOWFIの活動家たちはイスラム政治勢力に反対する運動の先頭に立っているし、イスラム政治勢力について国際的に暴露し、イスラム政治勢力というこの現代の危険な潮流の悪名高い性質について全世界に対して知らせてきた。

イラク社会の女性が銃口を突きつけながらベールを着ることを強制する政治勢力をものともせずに抑圧に対して立ち上がっているという事実が、全世界の自由と平等と政教分離の友人たちを激励しているのだ。

ヨーロッパでは、イスラム主義者たちがあらゆる機会を利用して自らの意図を進めその反動的な非人間的内容に対して人々を鈍感にさせている。

彼らは、ヨーロッパでは人々があらゆる宗教的、政治的イデオロギーを批判する権利を勝ち取ってきたのだという事実を受け入れることを拒否する。これまでのところ、イスラムはこうした批判から逃れてきた。彼らは欧米諸国の「多文化主義」への信奉を利用して、女性と少女たちに暴力を加え、最も野蛮な「伝統」をいわゆる「ムスリム住民」の中で実行してきた。これが世界のその地域の人々の「伝統」の一部であると教えられているのである。こんなことはやめなければならない!イスラム教は、他のどの宗教とも同様に、個人の問題であり政治と分離されていなければならない。

こうした全ての国の大使たちとイスラム主義の亡命者たちがジレンズ・ポステン紙の肖像画についてなぜこんなにから騒ぎをするのか、私にはその理由が見つからない。もちろん、私は芸術家がマホメット[モハンマド]を描く方法について賛成したり同意したりする必要はない−それは問題ではない。私は強く確信しているが、芸術家は脅迫がのしかかることなしに芸術を創造する自由がなければならない。

言論と表現の自由が擁護されなければならない。あらゆる宗教とイスラム教に対する批判は全ての人々の普通の権利であると見なされなければならない。どんな人類社会の進歩も宗教からどれくらい自由であるかで測ることができる。宗教に対して疑問を抱き、批判をし、最後には宗教を政治から分離することは、健康的で政教分離した平等主義の社会にとっての唯一の保障である。

左翼はいつまで目をふさぎ続けるのか?

サミール・アディルIFC議長 2005年10月
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

自分が左翼だと自認する誰かに、自分の国でキリスト教主義国家ができるとしたら素晴らしいですか?と聞いたとしよう。彼は憤慨してこう答えるだろう。もちろんノーだ、と。しかし、イラクにイスラム国家ができるとしたら素晴らしいですか?と聞いてみよう。彼はそれがアメリカ帝国主義を拒絶する限りは、完璧ないい加減さを示すだろう。彼はイスラム主義者グループがレジスタンスの名の下でどんな犯罪を犯しているのか一度たりとも考えたくもないのだ。こうしたイスラム主義グループは、アンバール大学で外国製のポテトチップスとガムを禁止し、ひげを生やすことを強制し、彼らへの反対者の首を切り取り、その頭を路上に投げつけたのである。

憲法国民投票の前に、ザルカウィは「イラク憲法の90%がイスラム主義であったとしても10%がそうでないなら、イラクの社会はなお異教徒が支配していると見なされるだろう。」と言った。別の声明の中で、彼はたとえ占領が終わっても自分たちはイラクにイスラム主義国家を作る活動を続けると言った。これは言い換えれば、占領がイラクにおけるイスラム主義者の計画を表現するための口実になったと言うことなのである。この種の左翼の気まぐれさは、その愚かな思考方法の中に潜んでいるのだが、彼は気がつかないうちにイラクにおけるアメリカの政策や意図に一致しているのである。アメリカの駐イラク大使は、イラク憲法草案に満足していると表明した。実際にはこの草案はイラクにおけるイスラム主義国家を宣言したものである。米政権は、イラクにおけるアメリカの政策に応えアメリカの犯罪を正当化する限り、女性を含む何百万人ものイラク人の運命には関心がないのである。それと同様に、欧米の左翼は新しいイスラム主義国家がアメリカ帝国主義を圧倒する限り、実際にはイラク社会の運命には関心がないのである。

同様に、著名な左翼で反米思想家のノーム・チョムスキーはイスラム政治主義者が犯した9月11日の犯罪を非難したり糾弾したりしなかった。彼は米政権に自らの怒りを向けたが、その象徴や姿がジョージ・ブッシュとその助手たちに劣らない犯罪者であるテロのもう一つの要因であるイスラム政治主義者については言及さえしなかった。

彼らの文学の中で呼ぶような今日のアメリカの時代に、レストランかショッピングセンターの側を歩いている時に道路脇の爆弾か自爆攻撃者によって吹き飛ばされた時に、この種の左翼がどんな立場を取るのかは、私には予想できない。彼らの同志たちが発電所を標的にしたために、長期間にわたって電気を奪われて、ある地域ではほとんどの時間が摂氏47度に達する高温が原因でひどい睡眠不足となり、目をひりひりと痛めて子どもたちが泣いているのを目撃した時、に彼らはどんな感想を持つのだろうか…彼らの立場は同じなのだろうか? 米政権は左翼と一緒に、イラク民衆に対する人種差別政策を実行すると宣言しているのである。どちらの側も、イラクの人間がイスラム政治勢力の剣から遠く離れた市民社会を持つに値しないし、権利や自由を享受する価値がないと決めつけたのである。こうした左翼が人類に対して役立つと言うことを真剣に考えるのならば、思考を劇的に変えなければならない。人類の利益に役立たないどんな政策も左翼だと見なすことはできないし見なしてはならない。

イラク自由会議は占領軍を追い出すために結成された。欧米の左翼が、左翼としての立場を真剣に取ろうとするならば、この運動を支持しなければならないしイスラム政治勢力の犯罪への支持をやめなければならない。

12月15日の国民議会選挙について

サミール・アディルIFC議長 2005年10月
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

今年の12月15日に、2005年10月15日の国民投票以後は法的効力を有しないと見なされているイラク国家統治法に従って、4年任期の国民議会と政府を設立するためのイラク国民議会選挙が行われる。

2年間が経過したが、統治評議会も暫定政府も移行政府も占領と治安の欠如や失業、社会サービスの全面的な欠落といったイラク民衆に直面するどんな問題も解決しなかった。その一方でこの数年の間にイラクは、占領軍によって犯される犯罪と共に、宗教勢力と民族主義勢力の民兵たちが支配権を握り、虐待や拷問をし、自らの政策を押しつける地域に変わってしまった。そして最近の国民投票の大失敗が占領政策の一部として実施されたのである。この国民投票が目撃したのは、その結果がすでに計画されていて知られている取り組みに参加しなかった人々の意志が大規模にごまかされたことであった。

来たる選挙とは、現在のシナリオを実行し深める、民族中心主義と宗派主義と宗教主義の諸勢力の間での新たな紛争の過程なのである。

米政権にとっては、この選挙はイラク占領を継続するために必要不可欠なものである。それはまた、イラクにおいて軍事的政治的レベルで何らかの進展をとげるかどうかが不確定であることに加えて、アメリカ軍兵士の死傷者が増大しているために、広範に広がっている戦争に対する怒りを抑え込むための試みでもある。

来たる選挙はイラク社会の中で荒れ狂っているどんな問題も解決しないだろうし、特にあらゆる財源を支配する勢力は権力につく機会を得たのに、治安や経済や政治といったあらゆるレベルで失敗しただけであることが明らかになった。その上、彼らは民族主義や宗教主義の緊張を深化させることに貢献し、治安の欠如という点では主役を演じたのである。

イラク自由会議(IFC)は民衆の利益が考慮に入れられ、占領を終わらせ、市民社会を取り戻し、宗派間や民族間の戦争の亡霊から遠ざかるどのような民主的なプロセスも支持する。IFCは言論の自由と政策決定が民衆のために適用されるいかなる民主的な過程も支持する。しかしながら、IFCは現在の情勢の下で、そして最近の国民投票によって、国民議会選挙は以下の理由から正当性を持たないと考える。

1.占領を支持する民族主義と宗教主義の勢力が社会のあらゆる財源を支配していて、他の政党や勢力に対して参加や競争の上で不公平な機会しか提供していない。特に自らの課題や政策を推進する立場のために権利を奪われた反占領勢力がそうである。

2.民族主義や宗派主義の民兵が各都市を支配し、投票所を監督し、最近の選挙と国民投票で起こったことと同様に票を獲得するか不正操作をするためにありとあらゆる圧力をかけている。

3.現在の治安状況と、選挙を監視する国際監視団が存在せず、選挙を報道するマス・メディアが存在しない。どんな抑圧や圧力もなしに、こうした状況が民衆の利益になるように変わると言うことが万一あるのならば、IFCの立場はそれに従って変わるだろう。

憲法国民投票の大失敗に関するIFC(イラク自由会議)の声明

サミール・アディルIFC議長 2005年10月25日
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

最終的に発表されたイラク憲法草案の国民投票の結果は、占領と占領によって任命された民族主義的・宗教主義的政府の利益のためのものであった。
 その結果は国民投票の前夜においてさえ知られていた。コンドリーザ・ライス米国務長官も、投票結果が明らかになるのを待つこともせずに、憲法草案は成功したと発表していた。米国政権はあらゆる試みを活用し、あらゆる宗教命令(ファトワ)を利用し、モスクの中でのあらゆる説話に金を払い、軍事行動を強化して選挙の前にイラクの様々な都市で市民に対する侵略攻撃を開始し、そして最後には国民投票過程を監視していた手先や宗教民兵たちを使って投票結果をねつ造して投票過程を不正に操作したのである。

国民投票は、占領とその毎日の犯罪政策に対しては見て見ぬ振りをして、もう一方ではアメリカ占領軍とその同盟国によってもたらされた任命され据え付けられた政府を正当化するための、イラクにおけるアメリカのシナリオの新たなエピソードである。

マスメディアによって賛美されているイラク憲法は、実際には人間を侮辱し、人権を侵害し、民族や宗教の出自に基づいて人間を分類し、あらゆる国際人権条約を無視するという宣言なのだ。それに加えてこの憲法は、焼き、破壊し、それが及ぶどんな人をも殺す内戦への道を開くだろう。

イラク国民のみなさん…発表された投票結果が現在の政治・治安状況を変えることはないだろう。そればかりか、民族間や宗教間の紛争を深化させるものである。こうした状況は、みなさんが問題を自分自身の問題として革命的な意思を強めない限りは終わらないだろう。

というのも、占領が継続したままでの平和は存在しないからである。イラク自由会議は占領を終わらせる闘いの先頭に立っている。

IFCの隊列に参加することが豊かで自由で安全な社会への道である。IFCの立場と一致しIFCの呼びかけに従って大失敗の国民投票に参加しなかったことは、占領とその犯罪や、民族主義・宗教主義グループや、宗派主義的な憲法に怒り拒否したことを示している。

みなさんの立場は今日、イラク全土のこうしたグループに衝撃を与えている。みなさんの立場は、占領軍を追い出し、その機構を解体し、民衆が人間としての出自に基づいて特徴づけられる、民族主義でも宗教主義でもない国家を作り上げるための新たな一歩である。

イラク自由会議衛星テレビ(平和/IFCテレビ)の開設を支援しよう! 
イラク民衆を荒廃、占領とテロ、民族主義と宗派主義、内戦から救い出すために

サミール・アディル イラク自由会議議長
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

平和/IFC衛星テレビを支援しよう

自由を愛するみなさん…

平和を愛するみなさん…

全世界のあらゆる場の人権の擁護者のみなさん… 

イラクには法も秩序も存在しない。占領がほとんど全てのものを破壊してしまった。占領が続けている犯罪はイラク全土に影を投げかけている。

殺し屋ギャングどもは、虐殺者たちが所属しているのと違う宗教や民族的出自に属すると分類されているか、女性がどんな種類の抑圧にも屈服するのを拒否しているということを理由にして、罪もない人々を虐待し拷問にかけている。

そして他のグループは自分たちの利益のために宗教や民族や宗派による人々の間の憎悪を煽り立てている。子どもたちには互いに嫌悪し合うように教え込み、大人には長いつきあいの隣人を殺すように奨励している。

キルクークでは、子どもたちを分離して、アラブ民族やクルド民族やトルクメン民族といった民族的出自に基づいたクラスに入れる学校もある。

バスラやモスルやナシリアやウマラでは、キリスト教徒やサバ人に対して差別を行い、彼らの尊厳を侮辱している。若者は大量失業で仕事を見つけられないがゆえに家族を支えるために自分の腎臓を1200ドルで売り払っている。

子どもたちは国際ギャングに臓器を売り渡すことを目的にして虐待を受けている。貧困のために両親によって家庭から追い出されている。

イラク人に人間性を取り戻すために…

イラク社会に市民生活を取り戻すために…

荒廃と野蛮を止めるために…

内戦による人間皆殺しを狙った憎しみの扇動に対して立ち向かうために… 

平和/IFC衛星テレビの開設を支援しよう

  イラク民衆の教育のために…

  民族や宗派に対する極端な嫌悪から解放されるために…

  何千人もの罪のない人々を犠牲にする血塗られた内戦を防ぐために…

平和/IFC衛星テレビの開設はイラクにおける人間解放に向けた巨大な一歩である。

サミール・アディル

イラク自由会議議長

 

 

イラク自由会議衛星テレビ(平和/IFCテレビ)の開設を支援しよう

イラク民衆を荒廃、占領とテロ、民族主義と宗派主義、内戦から救い出すために

全世界の平和と自由を愛するみなさん

みなさんが、イラク社会を占領とテロと戦争から救い出そうとするのなら、日中に市民を虐殺したり、女性を誘拐したりレイプしたり別の名での虐殺をしたりすることから、救い出そうとするのなら、子どもを虐待したり売りとばしたり追い出したりすることから救い出そうとするのなら、人々の間に民族主義や宗派主義による憎悪を育て、内戦の皆殺しにさらすことから救い出そうとするのなら…

イラク自由会議衛星テレビ(平和/IFCテレビ)の開設を支援しよう!

みなさんがイラクにおいてルワンダやコソボの大虐殺と同様のことを止めようとするのなら、子どもたちに笑顔と世界の他のどの子どもとも同じように生活する権利を取り戻したいのなら、若者に喜びと、女性に安全と平等を取り戻したいのなら、イラク自由会議衛星テレビ(平和/IFCテレビ)の開設を支援しよう

何十もの衛星テレビが毎日イラク社会に毒を振りまいている。子どもたちには、自分たちの先祖の信仰を受け入れない者を誰でも憎悪する方法を教育している。女性を二級市民として扱うやり方を教え込んでいる。憎悪を扇動しながらテロ戦争を燃え上がらせる燃料にいかになるかの指導している。

  憎悪を根絶し幸福を取り戻すために

  安全と平和と自由な社会を建設するために

 イラク自由会議衛星テレビ(平和/IFCテレビ)の開設を支援しよう!

イラク労働者の現状 FWCUI(イラク労働者評議会労働組合連合)のニュースから

(訳者注)
 女性をはじめとした全ての人権を弾圧し、その一方民営化によってグローバル資本の自由な搾取・資源略奪を推進する「イラク憲法」。しかしそれに対する闘いをIFCを中心とする市民レジスタンスが進めています。
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

衣料品会社で数百人の労働者が一時解雇される 

イラク労働者評議会労働組合連合(FWCUI) 2005年9月

バグダッド南方25キロのマフムーディヤにある1800人の労働者がいる衣料品工場が、大部分が女性である500人の労働者を一時解雇した。経営者は「労働者が必要以上にいる」と言う主張に基づいてこの決定を行った。解雇された労働者たちはこの会社に17年間以上勤めてきた者が多いにも関わらず、何の補償金もいかなる種類の給付金も受け取れなかった。その上、労働者の中には高齢で他の仕事や他の機会を探すことができない者もいたのである。

解雇された労働者は、解雇者のリストが、政府によって今は非合法化されつつあるが経営者との良好な関係を享受している正式の組合によって準備されたと語っている。その上、組合員自身がこの解雇の過程を実行したのである。

イラク労働者評議会労働組合連合は、解雇された労働者を組織し、労働者を職場に戻し代替の仕事を提供するか失われた仕事への補償のために雇用保険を支給するように要求して、労働省前でデモと座り込みを実施する準備を進めている。

 

機械工業の労働者が座り込みを準備 

イラク労働者評議会労働組合連合(FWCUI) 2005年9月 

機械工業総合会社は様々な産業部門や分野からなる6000人以上の労働者で構成されている。この会社には様々なタイプの機械工具を生産する能力を持つ様々な部門がある。

この工場が生産の停止を命じられて、労働者は職場を離れざるを得なくなり、何の手当ても特別給付もない給料を受け取ったが、それは1週間以上生きていくのにも足らないものである。

労働者たちは生産設備を稼働させて、工場を操業し続けるための長期計画を提案するようにと要求した。それに加えて、イラク労働者評議会労働組合連合は、一切の一時解雇を防ぐために工場を操業させるように省庁に要求した。

経営者との交渉の中で、経営者は「政府省庁は必要物を確保するための会社とのどんな契約にも署名をしていないが、求める製品を高い費用と劣悪な品質で民間部門から買っている。」と述べた。そうする理由は、工場を倒産に追い込んで非生産的な事業であるという烙印を押して工場を閉鎖しようとしているからである。

明らかなことだが、公共部門に属する多数の会社や設備や工場が非生産的な事業であるという烙印を押すという政府による同じ政策の被害に遭っているのであり、その結果は民営化されそのあげく何百万人もの失業者を出すことになるだろう。


 繊維産業労働者のストライキについて

我々はイラク全土のあらゆる分野を含んだ抗議運動を広げなければならない

イラク労働者評議会労働組合連合(FWCUI) 2005年9月30日

カディミヤの繊維産業労働者は、労働者が自分たちの要求に応えさせるように断固要求しながら2週間以上ストライキを行った。

数百人の労働者が働き、非常に古い型の危険な機械や工具を使用しているために、労働者の中に多数の犠牲者と負傷者が出て、その大部分の場合長期の障害を負うことになった。

政府省庁は何度も介入して、解雇するか配置転換すると脅迫することによって労働者に圧力をかけてきた。前大臣は職場で自らの労働組合を結成することができないようにする多数の決定を発令し前政権によって決定された決定に戻すと発表したが、労働者たちはこうした支配に従いたくはなかったのである。

労働者たちの要求を達成して応えることに成功する保障のために、我々は抗議運動を拡大してイラク全土を包括するものにしなければならないのであり、それはただ、我々の要求が他のどの場所における他の工場や設備の要求と同じものであるからである。

2年以上が経過して労働運動は成長しているが、広範な運動になると言う水準には到達していない。イラクの労働運動は社会的階級としての労働者の目的と利益を選び取る包括的な政策を持たなければならないし、一つの産業部門に限定しないで実際にあらゆる分野に及ぶ代案を提案しなければならない。

自らの組合に結集して民営化や一時解雇や自由の制限といった企てを失敗させるために自らの目的と利益を展開させよう。

労働者の意思万歳

労働運動万歳

 

繊維産業労働者がカディミヤの工場でストライキ

イラク労働者評議会労働組合連合(FWCUI) 2005年10月

バグダッドの綿製品工業総合会社の繊維産業労働者が賃金支払いと危険手当の増額を要求してストライキを開始した。労働者たちは経営者と何度も繰り返し交渉を行ってきたが解決に至らなかった。ストライキは9月10日に始まり月末まで続いたが要求は受け入れられなかった。

労働者がストライキを開始したのはこれが初めてではなく、会社は多数の組織したストライキと抗議行動を目撃してきたが、その中には経営者の腐敗に反対しその交替を要求するものもあったし、特別手当てなどを要求するものもあった。労働者のうわさでは、工業大臣は武力を使って問題を解決するためにアメリカ軍の介入を要請するだろうと言うものがあった。

政府当局者の中には、工場を燃やすことを狙った反乱分子が工場に侵入しているという口実によって労働者の抗議行動を弾圧するために、アメリカ軍に対して最近の事件に介入するように呼びかけた者がいる。

労働者が工場の全ての能力を使って操業させて生産を拡大したがっている時に、工業省と経営者は妨害して生産を減らそうとしているが、それは、非能率であるという口実の下で会社を民営化するためであり、公共部門を民営化するために工業省がたどっているのと同じ政策なのである。

7月のロンドン爆弾事件の日にイギリス国民に重要政治課題の国民投票をしろと要求することを想像してみよう。
昨日イラクの人々は実際にまさにそうしろと要求されたのである。 ー ホウザン・マウマウド ー

ホウザン・マフマウド  イラク女性自由協会ロンドン支部代表・イラク自由会議共同設立者訳 
20005年10月16日
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

テロと自爆攻撃と安全と基本的なサービスの欠如が日々のイラクの現実である。しかしこんな大虐殺の真最中にイラク国民はイラクの将来への見通しもほとんどないのに投票をしろと要求されたのだ。

住人の大多数は提案された憲法について正確な情報を与えられていないし、憲法について聞いたこともないという地域もある。国全体が軍事占領下にありイスラム主義者のテロが広がっていると言う時に、イラク国民はどうしてイラクの運命について十分な情報を得た上での決定を行うことができるのだろうか? 

全イラク国民が恐怖の中で暮らしている。イスラム主義者の民兵は占領を利用して自らのテロ行為と凶暴な犯罪を正当化している。彼らは女性にベールを着させ、ある場合には女性の首を切り取り、全体的に新しい強硬なイスラム支配を維持している。

バグダッドから車で2時間のハディサの町では、イスラム主義者の民兵が公開の絞首刑を行った。若者は侮辱を受け、特に女性はテロ攻撃を受けている。こういうこと全てが進行しているのに、イラクの警察は法と秩序を維持したり、基本的な安全の確保さえも果たすだけの力がないのは明らかである。

アブグレイブ監獄の後も、アメリカと同盟軍の兵士はいまだにイラク国民を侮辱している。アムネスティー・インターナショナルはアメリカとイラク国防軍によって虐待された家族の事例を記録しているが、その中には、ある女性経営者が今年のはじめに逮捕され、目隠しをされて殴られ、宝石を盗まれ、裁判手続きもなしに拘留されているというものがある。

占領軍による虐待とイラク国内の対立する宗派グループによる爆破行為は憲法の正当性をますます徒労に終わらせるばかりである。憲法は憲法起草委員会の中のお手盛りで選ばれた人々によって準備されてきた。その本当の作成者はシャリア法によって主導権を奪い取るイスラム政治勢力なのだ。

イラクの国会は女性に対する嫌悪とイラク社会の体系的なイスラム化を確立するものであろうともお構いなしに憲法をイラク国民に押しつけることに没頭している。この憲法は偽物だ。それはイラク国内の自由を減少させる−増加させるのではなく−ことになるのであり、全ての人々から拒否され糾弾されなければならない。

イラクからカリフォルニア州兵の撤退を求める決議
バークレー市

2005年9月13日バークレー市議会
訳 木村朋子さん
(訳者注)
 この決議に対する推薦文が平和と正義委員会で議論され、7月、9月の委員会を私は傍聴しましたが、9月の議決では賛成が10名、反対が2名、棄権が3名、欠席1名で通過しました。この棄権者のうちの数名は、決議案の最初の1文“バークレー市議会は、イラク駐留米軍で任務につく人々を強く支援し”に同意できないからだったそうです。
 確かにこの1文を読んで、私も“ん?”と思いました。イラク占領を支持しているように聞こえます。ただ原文を読んでもらえるとよりはっきりすると思いますが、イラクに派遣されているアメリカ兵士“個人”をサポートするという意味だということをフリードキン氏に質問すると強調していました。

決議NO.63055

“Supporting The Withdrawal of California National Guard Troops from Iraq”

バークレー市議会は、イラク駐留米軍で任務につく人々を強く支援し、彼らが作り出している犠牲者を認識している。

イラクに配置するためのカリフォルニア州軍の徴兵が払う犠牲は、多くの死傷者、精神的なトラウマ、家族生活の中断、個人、家族、仕事上の経済的困難、キャリアの中断、多くのカリフォルニア地域の市民生活構成の障害に帰着しているように、多大なものである。

カリフォルニア住民は、活動義務の委任が求められるような国家の危機でない限り、地元を基盤とする緊急事態を救うことにより近隣の人々につくしたいと考えて州軍に参加している。

“Stop-ross order”(帰還期限を定めずに派遣する指令)は州軍に従事するカリフォルニア住民と、州、国政府との間の相互理解を破壊している。

州軍の連邦軍化と、派遣は、残った州軍が州の活動を効果的に実行することを妨げているといえる理由がある。

憲法が定めるには、国会は、国の法律を守り、反乱を抑え、侵略に抵抗するために州軍を召集する権利を持ち、カリフォルニア州政府議員、上院議員、知事は州の防衛のために州軍の武装と訓練を指揮する権利をもつ。

1986年以来、大統領と議会はカリフォルニア州軍を含む全州軍をほぼ全面的にコントロールしてきた。

 以上の事実からみて、

バークレー市議会は、カリフォルニア知事に、大統領と国会にイラクからカリフォルニア州兵を撤退させる行程を早急に始めさせることを保証するよう求めると決議し、

この決議文を、シュワルツネッガー知事、ブッシュ大統領、カリフォルニア選出議員、The Pro Tempore of the California Senateに発送する。

この決議は2005年9月13日バークレー市議会にて、全会一致で可決された。

9・24世界共同行動に参加して

(報告)全交 山川義保
9月24日〜26日の3日間、全交代表としてアメリカ・ワシントン行動に参加。
24日にはUSLAW(アメリカ反戦労働者の会)http://www.uslaboragainstwar.org/の集会でIFC・アムジャッド氏とともに発言し、IFCへの連帯を訴えた。

9月24日、ホワイトハウスすぐ近くの公園に、全米各地から30万人の人々が集まった。主催者の予想をはるかに超えた。今、アメリカの反戦運動は再び高揚しブッシュを追い詰めている。参加者が掲げる「BRING THEM HOME NOW」のスローガン。ワシントン記念塔公園には2000本に近い白い十字架が立てられ戦死した兵士の名前が書き連ねられた。集会では、参加者が涙を流している場面をよく見た。年配者から若者まで…15万人のイラク派兵兵士の家族・友人・同僚など具体的つながりを持ったアメリカ人は多い。アメリカは確かに戦争当事国として存在している。“米軍兵士の死”の現実感は考えていた以上に重い。イラク派兵・犠牲への憤りと悲しみが、ブッシュ政権への怒りとなって占領の終結と撤退を求める運動の推進力となっている。

しかし、それだけではない。アメリカの反戦スーパーパワーはその内容も強化されている。息子を失ったシンディー・シーハンが闘いの象徴として登場してきたことは偶然ではない。彼女は集会で「女性に権利と自由を与えないようなもの(イラク憲法草案)は憲法と言えない。占領軍におべっかを使う人間の作る傀儡政権の下では、決して自由であるとは言えない。軍隊は今すぐ引き上げなければならない。ブッシュがイラクに自由をと言うならばまず、この国の自由と民主主義をはじめようではありませんか」と呼びかけた。叫びに近い拍手と歓声。息子の死の意味を深く問い、普遍的な課題へと高め闘っていることへの共感を集めているのだ。イラクの亡霊を思わせる人形の行進。エネルギッシュな労働組合のコール。コード・ピンクの不服従の抗議行動など、参加者一人一人が占領終結の意志を力強く体中で表現し、ブッシュを確かに追い詰めていると感じた。

しかし、一方で、イラク人の犠牲や占領下のイラクを具体的に知らせる取り組みは少ないように感じた。全てのの会場を見たわけではないが、「イラクテント」でアメリカフレンズ奉仕委員会の「イラク人犠牲者・靴の道」と、全交パネルのみがイラクの現実に光を当てたものだったように思う。

アメリカ左翼勢力・反戦運動グループには、アメリカ帝国主義を許さない立場から武装レジスタンスを支持するグループが多く存在する。また、社会党やUFPJも、アメリカの国益のために「撤退せよ」と主張しつつ、「米軍が撤退すると益々混乱する」「イラクの復興へのアメリカ国民(スーパーパワー/納税者として復興資金が十分使われていない事への不信)の責任」といった新自由主義的「復興」の意識が根強く存在している。

日本の政党や平和運動が、「憲法九条守れ」を唱和しつつも「国際貢献」「復興支援活動」のスローガンに押され、自衛隊参戦の現実感・リアルさを暴露し運動の組織化へつなげられない弱さとの対比。自国の戦争国家作りの対案としての『無防備地域宣言運動』等、具体的な平和の地域創造を運動化し得ない現状。そして、私たちが進めているIFC連帯など、侵略されたイラクで民主的社会再建を進める勢力と国際連帯して闘う視点の重要性など、平和運動における課題を国際的な運動の視点から考えさせられる機会となった。

アムジャッドの述べた「アメリカでのイラク占領撤退闘争は、自国の利益のための要求だ」という主張に対して、理解はできる。しかし、ここ数年の世界を共通のスローガンで埋め尽くした反戦スーパーパワーと、イラク現地でIFCが世界に発信した闘いは大きな変化を作り出している。IFC支援・連帯の取り組みは確実に進んでいる。USLAW(アメリカ反戦労働者の会)の主催する集会は、アメリカ最大の労働組合連合AFL-CIOの本部ビルホールで開催された。IFCを代表し、アムジャッド・アルジャハリさんが国際連帯を呼びかけるスピーチ。続いて、全交から来年1月に開催する、イラク社会の民主的再建を進めるIFC連帯国際会議の開催を呼びかける発言を行った。アメリカの労働組合だけではなく、日本の運動団体もIFCを支持する運動が作られていることに関心が集まった。また、全交に参加した、フェルナンド・スエラ・デル・ソラーさんは、声を上げる軍人家族の会(MFSO)として国際会議の呼びかけ人の1人に名前を連ねてくれた。IFC写真パネルを張り出した『イラクテント』での宣伝活動では、アムジャッドさんの言葉に強い関心を示し、リーフレットを取りカンパを入れる人たちが多く存在した。

IFCの取り組みを具体性を持って伝え、その必要性を共有するならばアメリカ社会で影響力を持つ労働組合の他、各運動体からの支持を拡大できる可能性は大きく広がるという確信を深めた。IFCへの国際的支援・連帯で占領の終結を実現していくことがイラク民衆の展望であり、グローバル資本主義が深化した占領国アメリカの民衆の「利益」にとっても重要であるという認識を、運動の力で作り出す必要性を痛感した。

2006年に東京で開催するIFC連帯『国際会議』は、間違いなく世界の反戦・平和運動を変えていく鍵になっている。成功させる努力を開始したい。

我々はイラクの全ての女性と自由を愛する人々に呼びかける
憲法国民投票をボイコットしよう!

彼らがイラク国民をだまして賛成投票させようとしているのは女性への嫌悪を押しつけ内戦を開始する憲法だ!
イラク女性自由協会 http://www.equalityiniraq.com/  2005年10月12日
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

イラク国民は2005年10月15日にアメリカによって押しつけられた「民主主義」の新しい一章を目撃するだろうが、その狙いは大衆を操ってイラク社会の一体性や女性の市民的権利を弱体化させる最も危険な憲法に「イエス」の投票をさせることである。

占領は、イラクの諸都市で大量殺人を犯し家族や子どもをたちの家を失わせ途方に暮れさせる軍事作戦の最中に押しつけられた「民主的な」シナリオを推進し続けている。その一方で、占領下で繁栄している政治勢力は、国民全てが憲法に「イエス」の投票をすれば平和とテロの終焉を約束すると言って、十分に資金を使ったメディアの画面の広報活動で国民をだますことに貢献している。同時に、聖職者は巧みな時期の声明で「イエス」の投票をするように奨励することでこのシナリオを支持している。

男性に与えられる市民的社会的権利を女性には拒否しながら、どうして宗教主義の憲法が民主的なのだろうか?結婚や離婚の問題で女性の平等を奪う憲法がどうして民主的なのだろうか?女性が働き教育を受けるのに男性の許可を条件にしている憲法がどうして民主的なのだろうか?その上、この憲法は少女の結婚を合法化しているが−これを文明的な世界ではレイプとよばれるものだ−、この憲法は1500年前に書かれた教義に反するからと、女性差別禁止条約を認めていない。自らが奴隷化され地位を低下させられる法律に女性の大多数の賛成票を集めるなどと、彼らは本気で考えているのだろうか?

我々の「ノー」の投票は憲法国民投票をボイコットすることで最も良く表明される!

彼らはイラク社会を民族主義や種族や宗教や宗派に分裂させることによって終わりのない暗黒の亀裂の中へと我々を押しやっている。さらに彼らは、地域や職場や機関や立法議会や行政機関に、その上さらにすでに開始した内戦の軍閥の武装民兵に法的な地位を与えるために軍隊にまで、民族別の身分証明を指定しようと決意している。

この憲法は、市民社会として知られていて民族主義や宗派主義の偏狭に陥る歴史を持たない社会の中で内戦によって爆発を起こし脅迫する地雷を埋めているに過ぎないのである。

我々がイラクの全ての女性と自由を愛する人々に憲法国民投票のボイコットを呼びかけるのは、銃によって脅かされる中での「民主主義」というこの茶番劇が欺瞞的な結果を出さないと言う希望が全くないからである。「国民は自らの憲法制定に貢献した」といったウソとゴマカシを信じてはならない。憲法国民投票の投票所に足を踏み入れると言うことは、あなたがこの憲法制定過程が国民の自由意思を表現するという希望を持っているのだという意味になるだけだという事実を知ることが必要だ!

占領軍が居座り宗教主義と民族主義の政府を我々に押しつけている限り、イラクの女性には自由と平等を得る希望はない。我々が生きていく価値のある明るい自由な生活を実現するためには闘いが必要である−その生活は占領軍を追い出し、女性と労働者階級の願いに歴史的に敵対してきた宗教的、民族主義的政治グループを一掃するまでは達成が不可能である。

女性差別の憲法にノー!我々は文明的な政教分離した平等主義の社会の中で女性と男性の間の完全な平等に向けて我々の闘いを前進させるだろう。

戦争に反対する労働者の会の労働党大会・非主流派集会でのホウザン・マフマウドの演説
ー平等主義の政教分離した憲法とは?イラクにおける女性の権利のための闘いー

Houzan Mahmoud’s speech at the Labour Against the War fringe meeting at Labour Party conference, 25 September 2005, Brighton
2005年9月25日 ブライトン(イギリス)
訳 イラク市民レジスタンス連帯委員会

Houzan Mahmoud

最初に私は戦争に反対する労働者の会に対して、この集会で話をして私の意見を声にして出すようにと招待して下さったことに感謝したいと思います。それは、アメリカとその同盟国やイスラム主義者のテロによる支配のない、平等主義で政教分離した社会としてイラクの将来を作り上げたがっている、イラクにおける進歩的な女性や労働者や社会主義者の意見です。

過去2年半にわたって私たちが目撃してきたのは、毎日もっとも非道なやり方でイラクの市民を殺害しテロを加えることであり、その一方で同時にアメリカとその同盟国は私たちにカイライ政権を押しつけ、宗教宗派や民族的な素性を基にして、そして部族的な家系さえも基にしてイラク国民を分断しました。私たちはまるで暗黒時代に生きているかのようです。

イラク占領は現代の市民社会の構造そのものを破壊するということを意味しました。占領は、イラクを占領軍とイスラム主義者および元バース党員との間の戦場に変えてしまいましたが、そうした勢力はかつては中東地域の進歩的運動に反対してアメリカ自身によって育てられ支援されていたのです。

この野蛮な衝突の犠牲者は罪もないイラクの市民です。自称「レジスタンス」のイスラム主義者は、実際には、女性に対してテロを行いベールの着用を強制し、首を切り取り、誘拐を行い、家庭の片隅に追い込んでいるのです。彼らは女性を男性の憐れみによって生きる半分の知性しかない奴隷として扱いたがっています。

彼らはイラク国民を解放するのだという口実の下で、市民に対して自殺爆弾攻撃やテロ攻撃を実行しています。だまされないで下さい。これはイラクに始まることではなくて、世界を征服して全世界にイスラム主義帝国を築きあげようと言う国際的なジハード[聖戦]の一部なのです。

ロンドンにおける爆弾事件は、彼らの野蛮な本性と世界中で死と破壊を望む願望の広がりを示す新たな実例に過ぎませんでした。

イラクで進行していることは、イラク国内にとどまらない国際的な闘争なのです。アメリカは自らの競争相手に対して全世界で優位に立つように突進したがっています。アメリカは反動勢力や部族勢力の中からイラクにおける新しい支配者を選び出し、いわゆるイラク国民議会に押しつけました。彼らにはイラク社会を再建する権威も可能性もありません。

彼らはグリーン・ゾーンの中で自分たちを完全に守っているのであり、イラク社会が、女性に対して毎日行われているテロや暴力は言うに及ばず、治安の全面的な欠落と、広範な失業と貧困と、あらゆる基本的な社会サービスや電気や清潔な飲料水の欠如に苦しんでいるその時に、汚職にまみれています。

それより悪いことに、彼らはイスラムのシャリア法をイラク国民に対して実行しながらイスラム主義のイラクへと進んでいます。イランやサウジアラビアやアフガニスタンのような国々で、労働者や女性に対してイスラム主義政権が実行した虐殺や野蛮の多数の実例は列挙する必要もありません。性的な関係を持ったことを理由にした公開の投石による女性に対する死刑、公開の絞首刑、手の切断、政治犯の死刑といったものは、過去20年間の中東史における彼らの野蛮さのほんのわずかな特徴に過ぎません。

現在イラクで見られることは、アメリカによって後押しされたシーア派が多数派の権力を持つ「民主的な」カイライ政権と、いわゆるレジスタンス、すなわちアルカイダやザルカイやムクタダ・アル・サドルその他のテロリストのネットワークの、両方におけるイスラム化の強制が増大していると言うことなのです。この両者ともイスラム教徒の素性と生活様式を主張しているのですが、そんなものは政教分離の歴史を持つイラクには居場所がないものであり、国民を占領から解放する上で何の役割も持っていません。これはイスラム主義の独裁をめざす彼らの政策を進める口実なのです。

真実は、一方ではアメリカによって率いられた、もう一方ではイスラム政治勢力によって率いられた、国際的なテロの両極の間にイラク国民が巻き込まれているということなのです。彼らのイラクの将来についての政策は、自由と平等と福祉と政教分離を求めるイラク民衆の本当の願いや願望とは何の関係もありません。

占領の即時終結がイラクの大混乱の状況を解決する前提条件なのだという事実を理解することは決定的に重要です。2年半にわたってこの占領が行われていますが、事態は悪化したのであり、改善したのではありません。アメリカが据え付けた中世型の議会は内部紛争によって追いつめられてしまったので、占領当局はどんなものでもイラク国民の生活を変化させたと主張することができません。

ブルジョア・マスメディアでさえ今やこの事に疑問を呈し、女性の問題に照明を当て始めています。イラク女性はかつて中東で最も高い教育を受けてきたのに、今やブルカの着用を強制されているのを彼らは見ているのです−どうやったらこんなことが突然起こるというのでしょうか。

政教分離論者であり、社会主義者であり、世界の進歩的な民衆である私たちは、イラクの解放への希望をカイライ政権にも、いわゆるレジスタンスにも任せてはならないのであり、イラクの闘う進歩的政教分離勢力を強化し支援するように努めなければなりません。

今日私たちは、理想を譲り渡すことなく占領とイスラム主義の両方に対して闘う比較的強力な女性と労働者の運動を持っています。

国際的なテロの両極によって作り出される暗黒のシナリオから抜け出る唯一の道は、この運動を力づけ無条件の支援を行うことです。

いわゆるレジスタンスに支援をし連帯をすると言うことは、彼らの非人間的な政策、すなわちイラク社会全体、特に人口の60%を構成する女性に対するイスラム主義の巨大な監獄を作り上げるという政策を推進するだけです。イラク社会の中でこれだけの比率の人たちが奴隷化され牢獄に入れられるならば、自由とは冗談になってしまいます。女性の自由がないイラクに自由はありません。

私の敵のそのまた敵であるからといって、それは私の友人ではありません。かつて帝国主義者とイスラム主義者は同盟者であったのであり、私はどのどちらの側にも立ちたくありません。

彼らの闘争は私の闘争ではないし彼らの目的は私の理想を代表していません。イラクの女性として、社会主義者として、イスラム主義者…彼らは自由な人間として生きる私の権利に反対しています…は決して私の同盟者にならないでしょう。

占領の終結の代償が、女性の永久の奴隷化の強制とイラクのイスラム化の強制であってはなりません。占領を終わらせるのは一つの目標ではありますが、イラクに住む全ての人たちに対して自由で政教分離した平等なイラクを保障することも目的なのであり、政教分離の社会主義勢力だけがそうすることが可能なのです。

私たちがイスラム主義と占領からイラクを解放し女性の抑圧のない社会を作り上げるためにイラク自由会議を結成した理由はそれなのです。私たちイラクにおける進歩的な女性、労働者、政教分離論者、社会主義者は、国際的な規模でIFCを開始しました。綱領がIFCの結成宣言に反しないイラク内外のあらゆる政党、グループ、個人は、占領の結果イラクに持ち込まれたこうした窮状を終わらせる上での直接の役割を果たすためにIFCに加入することができます。

したがって、私はこの場のみなさん全員に呼びかけますが、占領とイスラム政治勢力の両方からイラクを解放するという歴史的な役割を果たしたいと願っているならば、IFCに加入して、もはや分断も抑圧も殺人もない政治体制を生み出す手段にしてもらいたいのです。

イラク民衆はサダム・フセインの下でのファシストの抑圧の30年間に苦しんできましたが、さらにこれから何十年間もイスラム政治勢力のファシズムに苦しみたくはありません。

私たちは、団結してイラク民衆のための明るい未来の明確な展望を持っていれば、この闘いに勝利することができます。その可能性が存在するのです。:すなわち、イラクの労働者、女性、進歩勢力はイラク解放のために組織化を進め動員を進めています。ですから、そこに参加して変化を作り出していただきたいのです。

ご静聴本当にありがとうございました!